小学校入学も目と鼻の先。
実は聞きたい、入学準備のあれこれありませんか。
たとえば、「ラン活・入学までのスケジュール・入学までにしておくこと」など。
何が正解か分からないので誰も教えてくれないことがほとんどです。
不安が募ります。
我が家も、年長に進級してから「どうすればいいの?」と途方に暮れて先輩ママにあれこれ質問しました。
正直、早めにあれこれやっておけばよかったと後悔してます
そこで、今回は小学校の入学準備はいつから何を始めたらいいのかについて紹介します。
私の失敗談も含めお伝えしちゃいます。
余裕を持って、取り組みたいママや焦っているママにも是非一読ください。
小学校の入学準備は年長の春からコツコツと始めよう
まずは、小学校入学までのスケジュールを把握しておきましょう。
早い人だと年中の冬から、ラン活を始めます。
カタログ請求から始まり、展示会へ参加、年長のGW前にはランドセルを購入している人が多い印象です。
親子で取り組むラン活についても別記事で解説しますので、ご覧ください。
年長の秋になると、就学児健診があります。
だいたい同時期に学童の申し込みがあるので、学童を考えている方は、自治体に詳細の問い合わせやクチコミの収集など早めに行っておきましょう。
小学校が運営している学童は、倍率が高く落ちる人も多いようです。
そこで、別に民間でやっている学童も探しておきましょう。民間であれば、事前に見学なども行えて、学童の雰囲気や先生も把握しやすく一気に現実味を帯びます。
年が明けて、卒園間近の1月末に小学校の説明会があります。これが大切。
小学校によって内容はさまざまですが、要は入学までに具体的にどんなことをできるようになっていてほしいかの説明会です。
先生の数が少ないと、要求も細かく多くなる傾向にあります。
ですが、入学してみるとみんなで来ていないことも多く、そこまで身構える必要は無いようです。
出来る限りのことは取り組んでおきたいですね。
さまざまな小学校の説明会の内容と先輩ママから
聞いてみると、入学準備には大きくわけて3つ。
勉強面と生活面、運動面があるようでした。
詳しく、見ていきましょう。
勉強面、生活面は早めに対策しておきたい
①勉強面
・ひらがな
・カタカナ
・名前
・簡単な足し算、引き算
・時計の読み方
1.ひらがな、カタカナ、名前
最近では、幼稚園や保育園でも読み書きを教えてくれているところが多いようです。
しかし、「濁音・半濁音・拗音」はどうでしょう。読めますか?書けますか?
また書き順がめちゃくちゃな状態なら、年長の1年間かけてワークに取り組むもいいでしょう。小学校の先生が忙しくて、書き順まで見てくれないという意見も多く聞きました。
名前は、ひらがなとカタカナで書けるのは大前提で次に漢字でも書けるようにしておくと小学校生活をスムーズに過ごせます。
いきなり漢字で書くのは難しいので、大きな紙に、漢字で名前を書いてリビングなどのよく見える場所に貼っておきます。そうすると、お子さん自ら名前を漢字で書く練習をし始めたり、しなかったり。お試しあれ。
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2.簡単な足し算・引き算
繰り上がり、繰り下がりのないものをできるようにしておきましょう。
ワークで取り組むのもありですが、遊びでも十分取り組めます。
たとえば「今、クッキーが10個あります。妹ちゃんに5個あげたら、何個残るかな」などと簡単な質問から始めると自然と足し算や引き算に触れられます。
お子さんが、数に興味がでてきたタイミングで、ワークなどを使って数を数えたり、計算の練習をしたりしていきましょう。足し算の方がお子さんは感覚は掴みやすいため、足し算からやることをおすすめします。
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3.時計の読み方
複数の先輩ママから、時計は読めておいた方が学校生活で役立つと聞きました。
まずは、〇時、30分ということを教えましょう。
なかなか覚えられないときは、おやつの時間や寝る時間などライフスタイルの中に時計を取り入れてみると、時計に興味を持つようです。一気に5分、10分と暗記するのも良いです。
時計が読めるようになると、自分で考えて行動できるようになりますよ。
②生活面
・自分で着替える
・毎日机に向かう習慣
・意思表示をする
・通学路を覚える
・和式のトイレに慣れる
1.自分で着替える
朝、自分で着替えられないというお子さんには、前日の夜に着るものを自分で用意するところから始めましょう。
着替えやすいボタンのないTシャツ、ぴちっとしてないタイプのズボンを選ぶと眠たい朝でも楽にお着替えできます。
もし、お子さんがご褒美があれば頑張れるタイプなら、自分で着替えられたらシールを貼るなどして工夫してみましょう。まずは、週に3日から始めて、だんだん続けるようにしてみます。1ヶ月も続くと、習慣になるので、自然と自分で着替えられるようになります。
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2.毎日机に向かう習慣
小学校の授業は、1コマ45分と嫌でも机に向かわなければならなくなります。
いきなり45分も机に向かえるはずが無いので、入学前に5分か10分でも毎日机に向かう習慣をつけましょう。勉強もよいですが、最初は塗り絵やパズルなどでもいいです。
とにかく座って集中する練習をしてみましょう。
3.意思表示をする
小学校の先生は、幼稚園や保育園の先生と違って細かな子どもの変化までは保護者に伝えません。
「嫌だ」「こうしたい」などの意見があれば自分で言えるようにしておきましょう。
そのためには、日頃から親子でコミュニケーションを取り、子どもの意見を否定せずに受け止めてあげましょう。
なぜ意思表示が大切なのか、具合が悪い時、危険なことがあった時に大人が知っておきたいことだからと、理由もしっかり伝えておく必要があります。
たとえば、「お友達と喧嘩してしまって仲直りがしたい。でも、お友達の言い方が嫌だった」とお子さんが言ってきたら、
「まずは、お友達にごめんねと謝ろう。これからも仲良くして欲しいな。でも、○○と言われて少し悲しかったよ」と伝えてみたらとお子さんに言ってみましょう。
意思表示の練習を、一歩ずつ続けていると、自然と意思表示できるようになってきます。
4.通学路を覚える
通学班があるところは、朝の登校は班で登校することが多いと思います。
低学年だと、下校も班ですることが多いです。
1人で登下校ということはないですが、交通ルールは入学前には教えておきましょう。散歩がてら、通学路を一緒に何回か歩きます。
一緒に歩いてみると、子どもの視点で危ない場所を把握しやすく、注意する場所を親子で確認できます。
5.和式トイレに慣れる
小学校の和式トイレの割合は、約32%。
ほぼ、洋式トイレですが和式トイレもあるため
和式トイレの練習もしておきましょう。
児童館や公民館でも、1つは和式トイレがあります。
入学前に何度か練習しておくとよいでしょう。
③運動面
・鉄棒
・縄跳び
・自転車
運動面は、発達に個人差があるため一概にやっておいた方がいいとは言えません。
しかし、どれもできておくと、入学してから体育や友達と遊ぶ時にストレスを感じにくいと言えます。
1.鉄棒
逆上がりは、「腕の力と腹筋、助走」がポイントです。
家で、タオルを使っての引っ張り合いをするだけ腕の力がついてきます。
腹筋と助走どちらも対策できる方法があります。体育座り(お山座り)をして、両手を後ろにつきます。手で床を押して、お尻を浮かせます。そのときに、足も一緒に床を蹴り上げます。
忙しいママは、動画で確認してみてね。
トレーニングが一通りおわったら、公園の鉄棒で逆上がりの練習をしてみましょう。
回る感覚、逆さまになる感覚を身につけるために、簡単に逆上がりができる「くるりんベルト」を装着するとよいでしょう。
最初は、補助が必要ですが、そのうち1人で回れるようになります。
2.縄跳び
縄跳びは簡単なように見えますが、実は動作が複数組み合わさっているため、子どもには難しい運動のようです。
たとえば、縄を回したのと同時に飛んでしまうのもよくあること。
私も娘に「同時に飛ばないよ」「縄を持つ手はこうだよ」と口うるさく言ってしまいました。
段階を踏む必要があったようです。
まずは、縄を持つ練習、そして縄を回す練習をしましょう。
ビニールの縄よりも、重たい素材の縄のほうが回しやすいようです。
それから片手に縄を持って回し、タイミング良く飛ぶ練習も必要です。
何故か飛ぶと前に進んでしまう場合には、縄を持たずに、地面に印をつけて、印から動かずに真上に飛ぶ練習をしましょう。ここまでが、縄跳びの事前練習です。
ここまでのステップになるまで1ヶ月かかりました。
ここから飛べるまで長いので、余裕を持って早めに取り組んでおきましょう。
ハードルは低くして、「目指せ!前回し1回」
これがなかなか難しい。
何度、親子で口論になったか分かりません。
ゆっくり、縄を回して、飛びます。
あまりに跳べないので、先輩ママに泣きついて、ある方法を教えて貰いました。
さすが、先輩ママ。経験が違います!
動画を撮って、今の状況を子どもに見せる方法です。
子どもが自分を客観視できるので口うるさく言うよりも、物分かりがよくなります。
おかげさまで、あっという間に1回跳べるようになりました。
1回飛べたら今度は、走って飛ぶ練習をしてみます。
そうすると、縄を早く回して何度も飛べるようになります。
3.自転車
小学生になると、お友達と放課後に遊ぶ機会がぐっと多くなります。
公園に集まっている子どもたちを見ると、補助輪無しの自転車に乗っている子が大半。
補助輪無しの自転車は、早い子だと5歳頃から乗れるようです。
お友達と遊ぶ時に、1人だけ補助輪がついているのは恥ずかしいかも。
そうならないためにも、入学前に自転車の練習をしておきましょう。
キックバイクを既に持っている場合は、足をつかず一蹴りできるようになったら、補助輪無しの自転車の練習をするタイミングです。
最初はふらつきますが、キックバイクでバランス感覚が既についているため、ものの30分くらいで乗れてしまいます。
キックバイクを持っていない子は、下に兄弟がいる場合は共用出来るくらいのものを買ってみましょう。
補助輪付きの自転車から始める場合は、こぐ練習をしてから、しばらく自転車をこぐ感覚に慣れましょう。
慣れたら、今度は補助輪無しの自転車練習を始めます。練習場所は、広くて少し傾斜がある坂を選びましょう。坂を少しだけ下って止まる練習をします。
そのとき、足は使いません。バランス感覚に慣れるためです。
坂練習ができてきたら、少しずつ下る距離を長くして、ハンドル操作を覚えます。
最後に、平地でこぎながら乗ってみます。
段階が必要なので、親の負担が少し多いかもしれません。
長期休みなどの時間がたっぷりある時に、まとめて練習してみましょう。
年長さんの春から小学校の入学準備を始めよう!
今回は、入学準備についてお伝えしました。
入学準備のポイントをおさらいしましょう。
<ポイント>
・勉強面、生活面は入学前の1年間かけてコツコツ行おう
・補助輪なしの自転車は、長期休みを利用して取り組もう
・ラン活は年中の冬から、ランドセル購入はGW前まで
・入学前のイベントは、年長の秋からスタート
勉強が好きな子、大人しい子、動くのが好きな子さまざまなタイプがあります。
お子さんが、入学してからどんなことに躓きそうか考えてみて、躓きそうなところから準備していくといいかもしれません。
入学準備をするときは、子どもに投げっぱなしにするのではなく、
一緒に取り組みましょう。
小さな子どもが、新しい環境に慣れるまで大変だと思います。
早く小学校に慣れるために、ストレスをあまり感じさせないためにも、出来ることがあれば今すぐ取り組みたいですね。